質問ばかりでうっとおしい?
子どもが「なんで?」「どうして?」とたくさん質問をしてきて困ったという経験はありませんか?
あまりにもしつこく質問をされると、答えるのがめんどうだったり、うっとうしく感じますよね。
このように、子どもがたくさん質問をしてくる時期のことを「質問期」と言います。
この「質問期」には、2つの時期があります。
●第1質問期
「これなぁに?」と身の回りにある物の名前を聞く時期(およそ2~3歳のころ)。
●第2質問期
「なんで?」「どうして?」と物事の原因や結果を聞く時期(およそ4~5歳のころ)。
子どもが質問をしてくる理由
子どもの身の回りは、初めて見るものや不思議なものであふれています。
いろいろなものに興味を惹かれるので、それが何なのかを知りたくなるのです。
だから好奇心旺盛な子どもは、「これなぁに?」と名前を聞いてきたり、「なんで?」「どうして?」と理由を尋ねてきたりします。
質問期の始まりは、子どもの「知りたい」という欲求が芽生え始めた、うれしい成長の証しとも言えるでしょう。
質問されたときのNGな対応
子どもからしつこく質問をされると、答えるのがおっくうになって、ついこんな言葉を返してしまうことがあります。
このような言葉で子どもを突き放してしまうと、子どもは「聞いてはいけないのかな」と思って、しだいに質問をしにこなくなります。
また、忙しいからといって適当に答えたり、答えがわからないからといって「そんなの知らないわよ」とそっけなくすると、子どもは自分が大切にされていないように感じてしまいます。
これでは、「知りたい」と思っていたせっかくの学習意欲を高めることができません。
「知りたい」という知的欲求を満たしてあげることで、子どもはたくさんのことを学び、才能が開花することもあるのです。
質問されることは、子どもの才能を伸ばすチャンスだと思って、面倒でも誠意をもって答えてあげましょう。
そうすれば、子どもはさらにいろいろなことに興味を持つようになっていくでしょう。
とはいえ、あまりにしつこく質問をされると答えるのも大変ですよね。
ここで、子どもの質問攻めをうまく返すための方法を紹介します。
子どもの質問攻めに上手に対応する方法
●質問返し
子どもが「なんで?」「どうして?」と聞いてきたら、「なんでだろうね。○○ちゃんはどう思う?」と逆に質問をしてみましょう。
こうすることで質問が続くこともなくなり、子ども自身が自分で考えるきっかけにもなります。
●わからないことは一緒に調べる
ときに子どもは、親が回答できないような難問や珍問を投げかけてきます。
答えがわからないときは、正直に「わからないなぁ」と言って、「一緒に調べてみようか」と誘ってみましょう。
本などで調べたり、スマホやパソコンで検索すれば簡単に調べることができます。
親にとっても、知らなかったことがわかるようになるので勉強になりますね。
子どもの質問攻めに困ったときは、これらの方法を試してみてくださいね。