成長が遅い?言葉の遅れが心配
「育児書には○歳でつかまり立ちって書いてあったけど…」
「他の子と比べてうちの子は言葉が遅いみたい」
このように、「子どもの成長が遅い」と悩んだことはありませんか?
寝返り、ハイハイ、つかまり立ち。
身長や体重、言葉、離乳食、オムツはずれなど。
子育てをしていると、気になってしまうことが山ほどありますよね。
「どうしてうちの子はできないの?」と思うと、心配で落ち込んでしまいがち。
いまはネットや本でなんでも調べられる時代。
だからこそ、情報に振り回されて、悩みがさらに深刻になってしまうことも。
でもそれって、本当に心配しなければならないことなのでしょうか?
成長には個人差があります
わが子の成長が、ネットや育児書に書かれた情報よりも遅れていたり、周りの子と比べて遅かったりすると、「どこか悪いのでは?」と思ってしまいますよね。
特に、言葉に関しては心配するママが多く、「言葉が遅いのは発達障害なのでは?」と考えることもあるようです。
しかし、「○歳までにこんな言葉を話すようになる」という情報は、「めやす」にすぎません。
子どもの成長は、ひとそれぞれ。
「この月齢ではこれが話せるようになる」というのは、実際には当てはまらないことも多いのです。
成長は、その子なりのペースで進んでいくもの。
過度に心配せずに、「成長には個人差がある」と考えましょう。
では、悩んでいるママが多い「言葉の遅れ」は、どのように向き合っていったらいいのでしょうか?
「言葉の遅れ」と上手に付き合っていくには
(1)コミュニケーション方法を見直す
言葉が遅れる原因として、テレビ、スマホ、DVD、インターネットなど、画面を見ている時間が多くなっていることがあげられます。
このような一方通行のコミュニケーションでは、子どもの話す機会がおのずと少なくなってしまいます。
いつも忙しいママとしてはとても助かるアイテムですが、これらの使用時間を短くして、親子の会話を増やすことで、双方向のコミュニケーションを取るようにしましょう。
(2)積極的に話しかける
確かに、子どもが周りの子よりもあまり言葉を話さないと心配ですよね。
でも、「言葉が遅い」「まったく話さない」からといって、あきらめたりしないことが大切です。
なぜなら、子どもがなかなか話さなくても、耳で情報を入手している可能性があるからです。
耳から入ってきた言葉は、自分自身の心の中で用いる言葉(「内言」)として蓄えられていきます。
この蓄えられた内言が、いつか声に出して「外言」として話されるようになるのです。
4歳を過ぎても何も話さなかっ子が、5歳になって突然話すようになったということもあります。
このような子は、ものごとをじっくり観察する力があるということなのかもしれません。
それもひとつの個性ととらえて、積極的に話しかけてあげましょう。
(3)ほかの子と比べるのではなく、その子の成長に目をむける
子どもの成長は、ほかの子と比べるのではなく、その子の「以前よりも成長したところ」に注目しましょう。
「2ヵ月前よりも、いまは話す言葉が増えた」というように、わが子ができるようになったことに目を向けてみましょう。
いままで気が付かなかったうれしいことがたくさん発見できて、子育てがもっと楽しくなりますよ。