子どもの自立
親であれば、子どもにはいつかは自立してほしいと思うもの。
「子どもを自立させるのが親の役目」と言われるように、子どもを育て、社会に送り出すことは、親の大切な役割です。
そのためには、親は何をするべきでしょうか?
また、子どもの自立心はいつごろから芽生えるのでしょうか?
子どもの自立心はいつから芽生えるの?
子どもに自我が出てきて、なんでも「イヤ!」という時期は、2歳くらいから始まります。
これはいわゆる「自己主張」で、自分の気持ちを表に出しているのです。
さらに成長してくると、いままで親にしてもらっていたことを子どもが「自分でやる!」と言うようになります。
この時期から、少しずつ自立心が芽生え始めてきます。
自立とわがままの違い
とはいえ、子どもが「自分で、自分で!」と言ってくると、一見わがままのようにも聞こえます。
「わがまま」と「自立」を区別するのは難しいかもしれません。
その違いとは、
●「わがまま」は、相手の気持ちを考えず、自分の欲求を押し通し、思い通りにすること。
●「自立」は、相手の気持ちも考えながら、すべきことを自分で考えて、自分で行動すること。
子どもが「自分で着る!」「自分で食べる!」と言ってきたときは、自立心を育てるチャンスです。
そのときの親の対応によって、自立心を上手に伸ばすことができます。
自立心を伸ばすために親ができること
●「親がやってあげる」ことをやめる
子どもが「自分でやる」と言ってきたとき、うまくできそうになかったり、親がやったほうが早いと感じたりすると、子どもの思いを無視して、親がやってしまうことがあります。
これは、「あなたには任せられないからママがやってあげるのよ」ということを暗に示すことになり、せっかくの子どものやる気を奪ってしまいます。
子どもに任せられることは、できるだけ子どもに任せるようにしましょう。
●先回りをしない
子どもができないことを親が先回りしてやってしまったり、先に解決策を教えてしまったりすると、子どもの考える力が育ちません。
子どもの考える力を育てるには、子どもが自分で考える機会を持たせることが大切です。
自分で考え、自分で行動できるようにすることが、自立への第一歩となるのです。
●何にでもチャレンジさせてあげる
子どもが何かに挑戦したいと思って行動したときは、うまくできそうになくても、まずはチャレンジさせてあげましょう。
そうすることで、どうすればうまくいくのか、自分なりに考えることができます。
親としてはハラハラして心配になることもありますが、子どもの力や能力を信じてあげることで、子どもはさらに成長することができます。
●子どもの発想を否定しない
子どもは時として、大人には思いつかないような発想をします。
この突拍子もない発想が、子どもの能力を伸ばすことが多々あります。
「そんなことはムリ」と自由な発想をつぶしてしまうのではなく、「おもしろいことを考えるものだな」というくらいの気持ちで受け止めてあげましょう。
●目標を立てる
さらに子どもの自立心を伸ばすためには、目標を立てるのもよいでしょう。
「どんなことを、いつまでにできるようにする」と具体的に決めておくと、より実行しやすくなります。
最初のうちは、親が子どもと一緒に考えるのもいいですね。
このとき、親は「どうしたらできるようになると思う?」と質問をしたり、ちょっとしたヒントを与えるだけにして、子どもの思考力を引き出すようにします。
その後、少しずつ親が手伝うことを減らしていくようにしましょう。
これによって、いままでできなかったことも、できるようになることが増えていきます。
